7人制サッカー協会 オフィシャルブログ

7人制サッカーを中心に活動してる元サッカー日本代表山田隆裕と愉快な仲間たち

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

第十五章 全国大会決勝戦

いつも読んでくれてありがとうございます(^。^)
読む前に下のアイコンを1クリックしてくれたら光栄です☆
これからも応援よろしくお願いします!!
にほんブログ村 サッカーブログ フットサルへ   にほんブログ村 サッカーブログへ   人気ブログランキングへ


前夜に降った雨が少し心配ではあったが眠りにつき目が覚めると雨は上がっていた。思えば長い道のりであった。県予選から足かけ5か月いよいよ高校日本一を決める舞台に入学1年目にして立てる喜びと幸運を噛みしめていた

決勝戦の相手は夏のインターハイで優勝し、この大会で夏冬2冠を目指しその強さを存分に発揮しながらここまで勝ち上がってきた市立船橋高校であった


決勝戦を前に実はこんな裏話を紹介しようと思う。先のインターハイだがすでにお伝えしたように、我が清商は県予選の準決勝で敗退し全国大会には出場できなかった。夏の厳しい練習に明け暮れていたある日、突然私は監督から神戸行きを命じられた。


その日はインターハイの決勝戦だったらしくその試合を神戸まで見に行って来いというのだ!冗談かと思ったのだが数万円を渡され他のチームメイトは誰も知らない事だったが、練習一日分得をしたくらいの気持ちで新幹線に乗り神戸に向かった


新神戸駅からはタクシーを使い会場に着いたらすでに前半の5分くらいが経ったころでした。対戦相手は忘れてしまったのだが、まず思ったのが市船の選手がとにかく大きかったという事、そしてでかくて上手くて速かった

決勝戦でありながら5-0という一方的な試合であったし、高校生と中学生が試合をしているような感じにさえ見えた。何しろチームとしての完成度が高く今我々が試合をしても、全く歯が立たないと実感した。

えらいものを見てしまったと少し凹みながら帰りの新幹線に乗り込んだが私はずっと考えていた。なぜ監督はこの試合を見にわざわざ自腹をはたいてしかも練習を休ませてまで行かせたのだろうか?この試合から何を私に伝えたかったのか?ただ私には衝撃だけが残ったし、たった半年前にその衝撃を与えられた相手が今日の対戦相手である事に私だけかも知れないが、何か運命めいたものを感じずにはいられなかった。


国立に着きまずはピッチを見渡したが昨夜の雨の影響はあまり感じられませんでした。準備は全て整ったのだが、一つ残念だったのが本来なら1月8日が決勝戦でありまだ冬休みというのも手伝って、沢山のサッカーファンが会場を埋め尽くすのだが、この年は2日間の中断もあり1月10日が決勝戦となった為、すでに学校や会社が始まっていた事もあり両校関係者が中心であり、半分くらいの人しか見に来てもらえなかった。。。


致し方ない事なのだができれば満員のスタジアムで決勝戦を戦いたかったというのが本音であったが一歩ピッチに立てばそんな気持ちはどこかに飛んでいて全国の頂点を決める戦いが始まった。

インターハイ王者の力はだてではなく、高さを生かした攻撃で清商ゴールを脅かした。前半だけで2本 バーやポストにあたるシュートを浴びせられた。だがこちらも前半2度決定的な場面を迎えた、しかもその2度ともが私が放ったもので、前半2点を取るチャンスを逃してしまった


しかし半年前まであれだけ力の差を感じていたチームに互角に近い戦いが出来ていた事に少し違和感があった。清商がこの半年で力をつけたのか市船が夏以降伸び悩んでいたのかはわからないが、とにかく押されてはいたが一方的にやられるという事はなくお互いチャンスを作りながらもゴールは奪えず前半が終了した。

押し込みながらも得点を奪えなかったという相手の心理状態を考えると、清商のほうがやや精神的に優位な状態で後半に望めるのではないかと思われた。

後半がスタートした、前半に比べると市船の速さや高さに慣れてきていたし、市船が若干運動量も落ちてきていたのもあって前半程の迫力も感じなければ、トラブルに巻き込まれる場面もなくなってきたのと同時に少しずつではあるが、清商がペースを掴みつつあった


後半18分左サイド三浦さんの突破から得たコーナーキック、キッカーは三浦さんで出たサインはニアへのボールでした。あまりヘディングが得意ではない私はニアサイドにいて、何とか頭に当ててボールのコースを変えることくらいしか期待されていませんでした。

しかも長身揃いの市船にセットプレーで得点するのはかなり難しく思われた。サイン通りボールは緩いカーブを描きながら速くて低い弾道でこちらに向かってきました。何とか頭に当てようと必死に首を伸ばしました ん? 何か後頭部あたりに感触が?何とか頭に当たったらしい。体制を崩しながらボールの行方を目で追うと何とボールはゴールに吸い込まれて行きました。ゴール?入った事は間違いないようだが誰のゴールだ?多分私だと思うのだが、もう一人喜んでいる人がいる。DFの岩崎さんだ!チーム1の長身でセットプレーの際には必ずあがってきて清商の大きな武器の一つであった。

となると岩崎さんが得点したと思うのが自然であるし、私も一瞬そう思ったが私の後頭部に残る感触もあるし、私に駆け寄ってきたチームメイトも何人かいたので腑に落ちないままいると“ただ今の得点は背番号8番山田”と聞こえた。私だったのだとホッとしたが、何とも絵にならないゴールであった


長い歴史のある全国高校サッカー選手権大会決勝戦史上最もカッコ悪いゴールではなかろうか?まぁいいや!ここから市船の猛攻が始まる。

時間も少なくなり得意のパワープレーで攻めてくる。ここを耐えに耐えてカウンターを狙う、これが功を奏した。パワープレー要員として交代で入って来た選手はハンドスプリングスローを投げまくり、何度もゴール前にクロスを上げて我々を困らせた。

残り10分からは何回電光掲示板の時計に目が行ったかわからないなかついに時計は後半40分を指していた。ホイッスル 試合終了!優勝!日本一! 優勝候補の市船相手に勝った

今思えばですがね、あの夏インターハイの決勝戦を見に行かされたのは、まるでこの全国大会の決勝で市船と対戦するのがわかっていたかのようにね、しかも偶然にも私のゴールで、何かドラマを感じたのは私だけでしょうか?こうして入学1年目の幕は下りた。ある意味最高の高校生活のスタートが切れたと思う。  長くなりましたがこれが高校選手権決勝の全てです。
次回はその後の出来ごとから振り返りたく思います。
スポンサーサイト

| 山田隆裕ブログ | 21:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

初めまして!ランキングの方からお邪魔させていただきました。山田さんといえば自分達世代のヒーローでした!コメさせていただくのも少々緊張です。以前メロンパンを販売をやっていたのを何かのTVで拝見していたのですが、やはり今でもサッカーに携わっていらっしゃるのですね!サッカーの最前線にいらっしゃった裏側の心理面など非常に面白かったです。また拝見させていただきます。宜しくお願いします。

| junchang | 2010/09/28 11:51 | URL |

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2010/10/02 18:40 | |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://7football.blog101.fc2.com/tb.php/17-dd98e32b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。